効率よくスムーズに断捨離を進めるための5つの原則

断捨離

断捨離を始めたものの、なかなか進まなかったり途中で挫折してしまったりすることはありませんか?そんな時には、より効果的に進める工夫が必要です。

断捨離をスムーズに進めるために、5つのポイントをご紹介します。

1. 決め事を減らす

これが最も重要なポイントです。

作業の前後や途中で、できるだけ決め事や考え事を減らす工夫をしましょう。
断捨離中に多くのことを考えすぎると、頭が疲れてしまい、必要か不要かを判断するのが難しくなります。

不用品を処分するのは一見簡単に見えますが、実際には多くのことを考える必要があるため、思った以上に大変です。

・作業をいつやるか
・捨てるか捨てないか
・捨てる場合、どのように処分するか
・残す場合、どこにどう収納するか

これらのことを最低でも考える必要があります。
さらに、多くの人は「どこから片付け始めるか」「何から捨てるか」といったことも考えます。

また、迷った場合には「このバッグはいつか使うかも」「このブラウスは特定の服に合わせるのに良いかも」といった未来の可能性についても考えがちです。

古い手紙やノートを読み返して思い出に浸ったり、過去の失敗を思い出して後悔したりすることもあるでしょう。
このような考え事は脳のリソースを消耗させます。

決め事を減らすには?

断捨離の時間は、不用品を捨てるための時間であり、考え事をする時間ではありません。
必要なときに考えるべきではないことや、結論が出ないことをだらだら考える癖がある人は、別の時間に考えるようにしましょう。

頭の中だけで考えるのではなく、スマホのメモや紙のノートに書きながら考えると、作業中にだらだらと考えることが減ります。

さらに、基本的な処分方法を先に決めておくと良いでしょう。
私は使えそうなものはすべて寄付することにしています。
不用品を処分するときにお金にすることを考えないと、シンプルに処分できます。

確かに売れば少しはお金になりますが、それまでに多くの考え事をしなければなりません。
頭を疲れさせたくないので、寄付を選んでいます。
断捨離中に考えすぎて進まない人ほど、処分方法は簡単にしておいた方が良いでしょう。

日常生活でも、迷わずにどんどん決めることを心がけてください。

2. できるだけ早く処分する

捨てると決めたものは、できるだけ早く家の外に出しましょう。その理由は次の通りです:

・先延ばしを避ける

不用品の片付けは、家の外に出した時点で完了します。
家に置いておくことは、処分を先延ばしすることに他なりません。
タスクを先延ばしにすると、余計なストレスが溜まります。

・スペースの確保

不要だと判断したものを家に置いておくと、その分のスペースが占領されます。
たとえ収納場所があっても、しまい込むとその存在を忘れてしまいがちです。
「収納場所があるから大丈夫」と思っても、結局使わないままになることが多いです。

・決断を貫く

「売ろう」「寄付しよう」と思ったものを視界に置いておくと、決断が揺らぐことがあります。
実際に、「捨てようと思った服を袋から取り出してまた着始めた」という話もよく聞きます。

その服がまだ十分に着られるものであることは事実ですが、着なくなった理由は他に着る服があるからです。
捨てるつもりだった服をまた着始めると、他の服が余剰品になるだけです。

3. 作業は短時間で集中して行う

片付けは、時間を決めて集中して行うのが効果的です。
だらだらと長時間かけるのは避けましょう。

集中するためには、作業時間を短く設定します。
私は15分程度が適していると思いますが、10分や20分でもかまいません。
重要なのはタイマーを使うことです。

タイマーを使うことで、作業に集中しやすくなります。
私自身、毎日ブログを書く際にもタイマーを使って時間を計っています。

なぜ集中したほうがいいのか?

集中して作業を行う理由は、実際に経験すれば納得できるでしょう。
子どもや部下に「勉強や仕事はだらだらと長時間かけてやりなさい」とアドバイスする人はいませんよね?

それでも、片付けをだらだらとやりたいという方のために、集中すべき理由を挙げます。

・作業に取りかかりやすくなる

短時間だけやればいいとわかっていると、作業に取りかかる心理的ハードルが下がります。

・きちんと終わらせられる

だらだらやると、始まりも終わりもはっきりしません。
タイマーを使って15分間集中すれば、タイマーが鳴った時点で作業が終了します。
これにより、達成感を得られます。

「15分間きちんと片付けた!私でもやればできるんだ」と、自信がつき、次回もやる気が湧いてきます。

・余計なことを考えずに済む

「これから15分間、片付けに集中しよう」と決めることで、作業中に余計なことを考えずに済みます。
これが集中するということです。

集中が苦手な人は、最初は2分から5分の短い時間で練習すると良いかもしれません。

4. 必要なものだけを残す

当然のことですが、必要なものだけを残し、「もしかしたら必要になるかも」と思うものは手放しましょう。
この考えを実践できるかどうかで、部屋がきれいになるかどうかが決まります。

「いつか必要になるかもしれないもの」は「今はいらないもの」に過ぎません。
部屋が乱雑になる原因は、必要のないものや、今は使わないものを置いているからです。

不要なものが積み重なることで、必要なものまで埋もれてしまい、汚れた部屋が出来上がります。
一つ一つのものと向き合い、必要なければ捨てましょう。

「捨てたら後悔するかも」という心配は不要です。
後悔したとしても、命に関わることはありませんし、生活が成り立たなくなるわけでもありません。

現在、部屋が乱雑で生活しにくくなっているのは、必要のないものを家に置いているからです。
この事実を忘れないようにしましょう。

5. 例外を作らない

長く断捨離を続けている人でも、「これは手を付けない」と決めて必要性を検討していないものがあるかもしれません。
しかし、例外なくすべての持ち物を見直しましょう。

「例外」「触れないもの」「聖域」として扱っているアイテムが、実際にはガラクタになっていることが多いのです。
これまで「あって当然」「捨てるなんてありえない」と思い込んで要不要を判断してこなかったものたちです。

以前は必要だったものが、今でも必要であることは少ないのです。

まとめ

断捨離をスムーズに進めるための原則を紹介しました。

「なかなか片付かない」という状態が続いている場合、5つのうちのどれかが実践できていない可能性があります。一つ一つ現状と照らし合わせて確認してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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