部屋を片付ける習慣を身につけるための7つのヒント~なかなか部屋が整わない人へ

断捨離

部屋が片付かず悩んでいる方に向けて、片付けを習慣化するためのヒントをお伝えします。

突然思い立って不用品を大量に処分し、一時的に部屋がきれいになっても、しばらくすると再び散らかってしまうことはありませんか?

このようなサイクルを繰り返している方は、まずは小規模な片付けを継続的に行うことを試してみてください。

一度に大量の物を処分して部屋を一気にきれいにしたい気持ちは理解できます。

しかし、一気にやると元に戻りやすいのです。
「こんなんで、いつ終わるのかな?」と思うぐらいの、小さな片付けを毎日続けてみましょう。

以下に、継続するためのコツを紹介します。

1. ハードルを低く設定する

片付けを習慣化するためには、まずその規模を小さく設定することが大切です。

多くの人は、「週末にまとめて片付けよう」とか、「連休に一気に捨てよう」と考え、その日を待ちます。

しかし、いざ週末や連休になると、他の予定が入ったり、別のやりたいことが見つかったりして、片付けに手が回らなくなります。

考えてみてください。
もし、あなたが週末や連休に片付けができるタイプの人なら、そもそも部屋がここまで散らかることはないでしょう。

ほんの少しでいいので、今日から始めてみてください。

その際、無理のない目標を立てることがポイントです。

これまでずっと部屋が散らかっていた人は、元々片付けが得意ではないはずです。

だから、一度にたくさんの物を捨てる必要はありません。

1日1個でも2個でも3個でも、不用品を処分してみましょう。

2. 片付ける時間を決める

片付けを継続するためには、いつ、どのぐらいの時間を使って取り組むかを決めておくことが重要です。

私は1日15分、朝一番に片付けるのが効果的だと思いますが、自分にとってやりやすい時間帯で構いません。

ただし、毎日同じ時間に行う方が習慣化しやすく、片付けを忘れることもありません。

毎日同じ時間に行えば、例外がなく、覚えやすいですよね?

私がたくさんの物を捨てていた時は、朝の家事が終わってから片付けを行っていました。

3. 片付ける対象を明確にする

どこから片付け始めても問題ありませんが、作業前に今日の片付け場所や捨てる物の具体的な目標を設定しましょう。

片付けに関する本や雑誌、インターネットの特集記事などで「ここを片付けると良い」というアイデアを得るのも良いでしょう。

片付けを始める前に、どこを片付けるかを明確にしておくことが大切です。

暇なときに、今後片付けたい場所や捨てたい物をノートに書き留めておくと役立ちます。

4. 短時間で行うことを意識する

小規模な片付けをする際には、長時間かけずに短時間で行うことがポイントです。

1日5分から15分程度が理想的です。

作業をする際には、タイマーを使って時間を計ることをおすすめします。

タイマーを使うことで、集中力が高まり、制限時間内に作業を終わらせるという意識が生まれます。

期限がないと作業がなかなか終わらないのは、片付けも同じです。

片付けが苦手な人は、タイマーを2分にセットして、その2分間だけ我慢して片付けを行ってください。

その2分が終われば、今日は片付けのことを一切考えなくても構いません。

たとえ1日2分でも、毎日続けることで「片付けなきゃいけないのに、何もできていない」という気持ちから解放されます。

5. 一つのことに集中する

片付けをする際には、その作業だけに専念しましょう。

特に、片付けと掃除は別々に行うことが重要です。

掃除を始めてしまうと、物を捨てていないのに達成感を感じ、その日が終わってしまいます。

マルチタスクが習慣になっている人は、知らぬ間に複数の作業を同時に行ってしまいがちです。

例えば、テレビを見ながら片付けをするなどです。

1日のうち、たった15分だけでも、その間は片付けだけに集中しましょう。

6. 自分を責めない

不用品を処分していると、「また無駄なものを買ってしまった」とか「もっと早く片付ければよかったのに」といった反省が浮かんでくるでしょう。

これらの反省は、片付けが終わった後、別の時間に行ってください。

長々と自分を責めていると、その考えに脳のリソースが取られ、今やるべきタスクに集中できなくなり、生産性も低下します。

片付けの時間には、不用品を処分することだけに専念しましょう。

反省や振り返りは、日記を書く時間やモーニングページを書くときに行えば良いでしょう。

日記を書くことは、心の整理に効果的です。

ネガティブな思考を改善するためには、モーニングページが良いとされています。

ちなみに、自分を責めることと、反省して次に活かすことは似ているようで全く異なります。

自分を責めてもストレスしか生まれません。

7. 行動を優先する

片付けの15分間は、実際に行動することに焦点を当てましょう。

不要なものを処分するには、行動を起こさなければ成果は出ません。

捨てるかどうかを長々と迷っている間は、何も進んでいません。

捨て方について情報収集をしているときも同じです。

今日お伝えした、プロジェクトの規模を小さくすることや、タイマーを使うこと、一つのことに集中することは、全て行動にフォーカスするためのテクニックです。

もし、やってみて捨てるのが難しいと感じるなら、その片付けはまだハードルが高いのかもしれません。

例えば、洋服ダンスの引き出し一つを片付けるのが難しい場合は、中にあるハンカチだけ、靴下だけとさらに小分けしてみましょう。

番外編:その他のヒント

その他にも、習慣化に役立つ方法を紹介します。

・周りの人に宣言する
・記録を取る
・ビフォー・アフターの写真を撮る
・SNSで片付けの様子をシェアする
・片付けのコツを他の人に話す

他人に教えることは非常に効果的です。

捨て方を教えるといっても、複雑な技術を教える必要はありません。

例えば、「昨日片方しかない靴下やイヤリングを捨てたら、かなりスッキリしたよ」といったシンプルな話をするだけで十分です。

そういった話をすることで、気持ちが片付けに向き、「自分は片付けができる人だ」というセルフイメージが形成されます。

まとめ

片付けを習慣化するためのヒントを紹介しました。

もう一度繰り返しますが、小さな片付けをすることが最も重要なポイントです。

簡単で小規模なタスクなら、成功する確率が高く、達成感も得やすいので、自信もつきます。

頑張ってください。

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