繰り返しの整理に悩んでいませんか?~片づけが続かない理由

断捨離

断捨離に何度も挑戦しても、うまくいかずに終わりが見えないことがあります。

そんな時は、前回の失敗の原因を探り、新たな計画を立て直すことが成功への鍵です。

断捨離に失敗する主な3つの理由を解説します。

整理中の精神的な困難への対処法

整理作業中には、楽しむことよりも、辛さや悲しみなどネガティブな感情が前面に出てしまうことがよくあります。このような感情が作業を困難にし、途中で断念する原因となることも少なくありません。

整理を行う際は、楽しむ側面に焦点を当てることが重要です。捨てることで得られる広々とした空間や新たな自由に思いを馳せることが助けになります。

ネガティブ思考が強い場合は、その思考を改善する努力が求められます。困難な感情を乗り越える方法を学ぶことで、断捨離が格段に楽になるでしょう。

整理作業で感じる苦痛の原因

整理作業が苦痛と感じられる理由は主に以下の通りです。

・手間がかかる:物を捨てる方法や分別、処分方法を考えるのが面倒です。

・体力を消耗:重いものを動かす作業やほこりの多い環境での作業が体力を奪います。

・判断が困難:どのアイテムを捨てるべきかの決定に時間がかかり、精神的な負担が大きいです。

・後悔の恐れ:大切なものを捨てた後の後悔が心配です。

・罪悪感:不要な物を多く持っていることへの自己嫌悪があります。

・成果が見えにくい:一定量を捨てても部屋がすっきりしない、成果が実感できないことがあります。

これらの問題を解決するためには、作業を小分けにする、心の整理を進めるなど具体的な対策が有効です。これにより、体力的な負担の軽減や感情的な負担の緩和が期待できます。

目標を見失う罠

断捨離を始める動機や、それを通じて実現したい生活スタイルを忘れてしまうと、不要な物を手放すことの重要性が感じられなくなり、小さな障害にも容易に立ち止まってしまいます。

たまに立ち止まって、なぜ断捨離を始めたのかを思い出すことで、道を誤っても正しい方向に戻りやすくなり、作業を続けやすくなります。これを継続することで、長期的な整理も完遂できるでしょう。

ゴールの見失いがちな点

陸上競技のようにゴールが目に見える場合、目標を見失うことはありません。しかし、日常生活での目標は形が見えないため、意識から外れやすかったり、誤った目標を追い求めやすかったりします。

例として、多くの人は結婚や家を建てることを終点と見なしますが、断捨離では「快適な生活を実現する」という最初の目標が、「持ち物を特定の数に減らす」という具体的な目標に置き換わることがあります。

私の経験では、語学学習アプリを使う目的が、言語能力向上からアプリ内ランキングへの挑戦にシフトしてしまったことがあります。しかし、リーダーボードへの登録が目的ではなく、本来の言語スキル向上に戻るべきと気づいて方向を修正しました。

このように、適切でない目標に労力を費やすことを避けることが、断捨離の成功には不可欠です。

新たな物の導入を制御できなかった問題

物を減らす作業中に新しい物を家に持ち込んでしまうと、断捨離がなかなか終わりません。

これまでの項目1から6を振り返り、「自分はこれらの過ちを犯していない」と自信があれば、これ以上新しい物を家に持ち込まないようにしましょう。

多くの人が知っているとは思いますが、断捨離で「断」の意味は、新たに不要な物を家に入れないことです。

誰もが意図的に不要な物を購入するわけではありません。購入するのは必要だと感じているからです。

自分では必要だと感じて購入した物も、実際には持ち物が増え、部屋が散らかる原因になってしまいます。

この問題は、購入した物だけでなく、もらい物や拾った物にも適用されます。

不必要な物を家に持ち込まないための戦略

家に不必要な物を持ち込まないために効果的だった方法は以下の二つです。

1)日々、持ち込まれる物をチェックする

2)購入を慎重に行う

物をチェックする

ある期間に家に新しく加わった物を全て写真で撮影し、ブログで記録しました。新しい物が家に入ったその瞬間に撮影し、記録することで、持ち物を意識するようになりました。

子供が学校から持ち帰ったプリントも含めて記録しました。

毎月、その月に加わった物を見直し、不要な物はすぐに処分しました。不要な物が継続的に家に入ってくる場合には、その流れを止める方法を考え、実行しました。

この方法は効果があり、不要な物の流入を減らすまで続けることが推奨されます。

購入の慎重化

購入方法についても見直しを行いました。何となくで物を購入するのではなく、「本当に必要か?」「実際に使うか?」をしっかりと考えてから購入するようにしました。

この習慣は今も続けています。

ニーズとウォンツを明確に区分けすることで、不必要な購入を減らせます。ウォンツの物を購入すること自体は問題ではありませんが、それが過剰にならないように気を付けることが重要です。

多くの人はニーズだけで生活しているわけではなく、ウォンツの物も持っていますが、季節ごとに自分の購入行動を振り返ることで、不要なウォンツの購入を抑えることができます。

総括

断捨離を始めた初期は、捨てることに抵抗を感じる人が多いですが、最初は比較的スムーズに物を処分できます。

しかし、はっきりと不要と分かる物を処分し終えると、作業が停滞し、以前の物を溜め込む習慣に戻る可能性が出てきます。

その結果、家の中の物がまた増えてしまうこともあります。

このように物が増えてしまう原因を分析し、次に断捨離を行うときはその分析結果を活かして、より効果的に進めることができるでしょう。

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