部屋の乱れが気になる方に、ストレスを感じずに片付ける方法をご紹介します。
重要なのは「集中して短時間での片付け」です。これが非常に効果的なんです。
長時間片付けをしていると、途中で疲れてしまうことがあります。そのため、毎日少しずつでも集中して取り組むことが大切です。
ここでは、効率よく片付けるための10のコツを紹介します。
短時間で集中して作業を行う
無駄な時間をかけずに、たった15分でも片付けを行うことをお勧めします。
特に、「捨てるか捨てないか」で迷う時は、短時間で決断することが重要です。
時間がたっぷりある日でも、「今日はたくさん捨てたい」と感じるときは、15分ごとに休憩を挟みながら片付けを進めると効果的です。
目標の設定と確認
作業を開始する前に、何をするのか、そしてその15分で達成したい目標をはっきりさせましょう。
目標を明確に設定してから片付けを始めることで、集中力が増し、作業のブレが少なくなります。
必要な道具を事前に準備する
片付けを始める前に、ゴミ袋やゴミ箱、その他必要な道具を準備しておくことが大切です。片付けを始めてから道具を探し始めると、手が止まり、集中力も散漫になってしまいます。
邪魔されない時間を選ぶ
効率的に片付けを進めるため、他人の影響を受けない時間帯を選んでください。例えば、家族がまだ寝ている早朝などが理想的です。子供がいて中断が必要な場合は、次のような対策を考えましょう。
・その時間だけ家族や親戚に子供の面倒を見てもらう
・ベビーシッターを雇う
・子供を託児所に預ける
・もう少し大きな子供の場合は、他の親と交代で見守るプレイデートを設定する
これらの方法を活用して、邪魔されずに集中できる片付け時間を確保しましょう。
不要な誘惑を排除する
片付けに集中するためには、マルチタスキングを避け、一つのことに専念しましょう。集中を保つため、テレビ、ラジオ、スマートフォンの通知は全てオフにしてください。
他にも集中を妨げる要因があれば、それを取り除くことが大切です。例えば、近くにお菓子があると食べてしまう場合は、片付け中は手の届かないところに置いておくと良いでしょう。また、シンクに汚れた食器があると気になる人は、それを先に片付けるか、後で洗うと決めてから片付けに集中しましょう。
タイマーを利用する
タイマーを使って作業の開始と終了の時間を明確にすることで、集中力を保ち、効率よく片付けることができます。目標を明確にし、時間を有効に活用しましょう。
不要な作業は控える
片付け中に関係ない作業を始めてしまうと、集中が途切れてしまいます。無関係な作業は避けるべきです。
集中を妨げる可能性のある誘惑は以下の通りです：
・ゴミの分別： 分別作業に時間がかかる場合、それを片付けの初めに済ませておきましょう。
・中身の確認： 不要品を処理中に重要そうな物を見つけた場合、すぐに中身を確認するのではなく、一旦別の場所に置いて後で確認すると良いです。
・掃除： 掃除と片付けを一緒に行うと効率が下がることがあります。不用品の処理を先に済ませ、その後で掃除を行うことをお勧めします。
・過去の思い出にふける： 古い物を処理する際に、過去の思い出に時間を取られないよう注意しましょう。
・物の配置を考える： 物の定位置を決めることは重要ですが、まずは不要な物を捨ててから、配置を考えることが効果的です。
明確な「捨てる」基準を設定
物を整理する際に迷うことが多い場合、事前に明確な基準を設けるとスムーズに進められます。以下、捨てる基準の例です。
・長期間忘れていた物は処分する
・持っていて心の負担になる物は処分する
・義務感から持っている物は処分する
・過去1年間使っていない物は処分する
・使い道が思いつかない物は処分する
・同じ種類の物が複数ある場合、一つを処分する
・新しく購入した物がある場合、古い物は処分する
これらの具体的なルールを持つことで、迅速に片付けを進めることができます。
気になることは一旦脇に置く
集中して片付けを進めるため、作業前に気になることを紙に書き出しておくと効果的です。書き出したものの中で解決不可能な悩みは、意識から外すようにしましょう。これらは時間の無駄遣いになることが多いので、片付け以外の時間に考えることが望ましいです。
解決可能な問題が思い浮かんだ場合は、「片付けが終わった後に考える」と決めて、その時間は片付けに集中しましょう。たとえ15分であっても、その間は完全に作業に専念することが重要です。
作業中に新しいアイデアや行動が必要と思われる場合は、手元の紙にメモをとり、すぐに片付け作業に戻りましょう。
すべての活動に明確な区切りを
集中力は訓練可能なスキルです。日々の片付けに真剣に取り組むことで、この能力を徐々に向上させることができます。日常生活のあらゆる面で、各活動にはっきりとした区切りを意識的に設けると、集中力の全体的な向上につながります。
現代は多くの誘惑に満ちており、集中を保つことが一層困難になっています。たとえば、休暇で海辺にいるときでも、スマートフォンの通知や仕事のことが頭をよぎることがあります。
リラックスする時間にスマホをチェックしてしまうと、大切なひとときを細切れにしてしまいます。これは「タイムコンフェッティ」と呼ばれ、貴重な時間を細かく分断してしまう行為です。
仕事や家事、休憩など、どの活動にも焦点をしっかり当て、時間の細切れ化を避ける努力が必要です。
まとめ
片付けが困難に感じるのは、その作業に十分集中できていないからかもしれません。同じ15分を片付けに使っても、集中しているときとそうでないときでは、達成感に大きな差が出ます。集中しないと不要な疲れが残ることもあります。
人間は多くのことを同時にこなそうとする傾向がありますが、多くの場合、マルチタスキングは効率を低下させます。一度に一つのことに集中することで、集中力を養うことができます。
マルチタスキングが習慣になっている人も、日に少なくとも15分は片付けに専念してみてください。これにより、より大きな達成感を得られるでしょう。
