物を使い切る喜びを見つけて、もっとシンプルな生活を始めよう

お役立ち

「眠っている物を使い切るプロジェクト」を個人的に進めています。これは、家の中で使わずに放置されている物を順番に使い切るというものです。

実際にやってみると非常に楽しく、シンプルな生活を送る上で非常に効果的です。今回は、その効果や利点を5つの観点からご紹介します。一緒にこのプロジェクトを始めてみませんか?

節約効果

このプロジェクトの最大のメリットは、コストの削減です。新しい物を買わずに済むからです。

私がこれまでに使い切った主な物は、ノートやボールペン、衣類などです。それぞれの単価は低くても、数が多いため、最終的には大きな節約につながりました。

さらに、買い物に行かず、オンラインショッピングも控えることで、無駄な購入を防げます。

多くの人は必要な物だけを買うことが難しいですよね?店に行くと、「これも必要かもしれない」とついつい余計な物を買ってしまいます。

余計な購入を減らす理由
眠っている物を使い切ることを目標にすると、新しい物を買うのが逆効果だと理解できます。その結果、物を買わなくなり、店にも行かなくなるのです。

部屋が整う

まだ使えるものや新品同様のものを捨てるのは誰でも難しいですよね。しかし、ある程度使い切ることで「使い終わった!」と感じて簡単に手放すことができるようになります。

不要品を順番に使い切ることで、家の中の物が減り、自然と片付いていきます。私はたくさんの使いかけのノートを持っていましたが、一冊ずつ使い切り、すべて処分することができました。手帳や紙類も同様にすべて使い切りました。元々大量に溜まっていたこれらの紙類がなくなり、部屋が非常にすっきりしました。

ノートのように中途半端に使われてそのままになっているものは、使い切りプロジェクトに最適です。

エコロジーに貢献する

手持ちのものを最後まで使い切ることで、自分が出すゴミの量を減らすことができます。私は完璧なゼロ・ウェイスト運動を実践しているわけではありませんが、無理のない範囲でゴミを減らす努力をしています。

持っているものを使い切ることも、私なりのゼロ・ウェイストの一環です。「まだ使えるから捨てられない」と思っているものがたくさんあるなら、ぜひこの使い切りプロジェクトを試してみてください。

精神的な満足感

試してみるとわかりますが、たとえボールペン1本でも最後まで使い切ると非常に気分が良くなります。

まず、目標を達成したという達成感があります。

そして、「買ったものを無駄にしなかった」という満足感も得られます。

私たちは基本的に「倹約家」なので、お金を出して買ったものを最大限に活用できたと感じると嬉しくなります。

環境への負荷を減らせたこと、部屋がきれいになったこと、ガラクタが減ったことなども喜びに繋がります。

こうしたポジティブな感情は、使い切ることによって得られます。

「私は物を無駄にしなかった」と感じられることで、自己評価も向上します。

新たな視点の発見

物を使い切るためには創意工夫が必要なので、その過程で新たな視点や学びを得ることができます。

この取り組みが新しい趣味や活動につながることもあります。

例えば、使いかけのノートをモーニングページとして使い始めたことで非常に良い効果を感じたという声を多数いただいています。

また、全く使っていなかった化粧品や衣類を使って新しいスタイルを発見することもあるでしょう。

余っている食材を使い切るために新しいレシピを試してみることもできます。

これまで全く使っていなかったものを活用することは、新しい体験をすることです。お金をかけずに新たな発見がどんどん得られます。

使い切りプロジェクトは、自分自身や自分に合ったライフスタイルを見つける旅でもあるのです。

買い物の仕方が変わる

物を使い切ることは、簡単な場合もあれば、時間がかかり大変なこともあります。

例えば、大量にある衣類をすべて順番に着るのは非常に時間がかかるでしょう。

このような経験をすると、多くの人は「これからはもっと慎重に買い物をしよう」と考えるようになります。

「使い切る」とは、お金を出して手に入れたものを自分の責任で最後まで使い切ることですが、その過程でリソースが必要なことがわかります。

私も、ボールペンやマーカーを使い切る中で、物を消費するには時間と労力が必要だと実感しました。

その結果、塗り絵本を買う時には「本当にこれを全部使い切れるか?」と考えるようになりました。

もちろん、塗り絵本をすべて塗り切る必要はありませんが、物を買う際に、それをどれだけ活用できるか、使うのにどれくらい時間がかかるかを考えるようになったのです。

昔は、深く考えずに買い物をしていました。しかし今では、必要な物をしっかり使うために買い物をするようになりました。これは、使い切りプロジェクトのおかげです。

感謝の気持ちで暮らす

ボールペンを最後まで使い切ったり、服を穴が開くまで着たりすることで、日常の小さな喜びを見つけることができるようになりました。

ノートやボールペンを使い切るだけで満足できるので、高価なものを手に入れる必要はありません。

「足るを知る」という言葉がありますが、実際に物を使い切ることで、自分がすでに多くのものを持っていることに気づきます。

使わずにしまっているだけでは、自分がどれだけのものを持っているか気づきにくいものです。そのため、新しいものを次々と買い足してしまうのです。

しかし、手持ちのものを使うことに集中すると、自分がどれだけ恵まれているかを実感し、感謝の気持ちが湧いてきます。

まとめ

家にある不用品を使い切るプロジェクトのメリットを紹介しました。

雑誌やSNSでは、常に「新しいもの」や「次に買うべきもの」が紹介されています。

「私が買ってよかったもの」や「使ってよかったもの」というタイトルで、私たちはそれを見て「自分も同じものを買って同じような生活をしたい」とか「生活がもっと良くなる便利なものを知りたい」と思っています。

つまり、買うことや手に入れることを前提に見ているのです。

でも実際には、あなたの家にはすでに十分なものがあります。

しまい込んでいたものを使ってみると、それがあなたにとっての「買ってよかったもの」や「使ってよかったもの」になります。

新しいものを買うのではなく、家にあるものを活用してみてください。

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