シンプルライフを目指して昨年頑張ったものの、思ったほど物が減らず、部屋もまだ散らかっている状況です。
やる気も次第になくなり、もうどうでもいいと思っているかもしれません。
そんなあなたに、再び断捨離に取り組むための5つの方法をご紹介します。
同じことを繰り返すとマンネリ化しやすいので、新しいアプローチを試してみましょう。
家に新しい物を入れないようにする
捨てることに疲れたなら、「捨てる」作業を一旦休み、家に新しい物を入れないことを心がけましょう。
余計な物を家に入れなければ、自然と持ち物が減っていきます。
家に新しい物を入れないためには、以下の2つを実践してみてください。
・モニタリング
どんな物がどこからどれくらいの頻度で入ってくるかを冷静に観察しましょう。
必要であれば記録を取りましょう。
・不必要な物の流入を防ぐ
買わない、もらわない、拾わない。
これだけで、過剰に物が増えることはありません。
多くの場合、自分で物を増やしているので、少し行動を変えるだけで解決できます。
小規模な「買わない挑戦」をしてみるのも良いでしょう。
家に物を入れすぎないスキルは非常に重要で、一度身につければ、一生身軽に暮らすことができます。
大きなインパクトのあるものを手放す
捨てやすい物を少しずつ処分するのも効果的ですが、その方法で行き詰まりを感じているなら、より重要な物を手放してみましょう。
「これを手放したら自分の人生が大きく変わる」と思える物に挑戦してみてください。
例えば、ずっと気になっていたピアノや、物置に放置してある節句人形などです。
それは、大きな物や高価な物、長期間持ち続けてきた物、特別な人からの贈り物かもしれません。
昨日までは手放すことを考えもしなかった物かもしれません。
どのアイテムを手放せば人生が変わるか分からない時は、心の中で引っかかっている物を見つけましょう。
日常の忙しさの中で意識には上がらなくても、心の奥底で気になっている物があります。
それは多くの場合、厄介な感情と結びついています。
例えば:
・解決していない問題を思い出させる物
・連過去の失敗や後悔に関わる物
・叶えられなかった夢や目標の証
・人間関係のトラブルを象徴する物
・見るだけで自己嫌悪を感じる物
これらの物と向き合うと重たい気持ちになるので、つい見ないようにしてしまいます。
しかし、見ないようにしても脳はそれを忘れません。
ふとした瞬間に思い出すことがあります。
絶対に手放せないと思っていたり、手放すことに強い抵抗を感じている物をあえて手放すのも良いでしょう。
最強の敵を先に倒せば、残りの物を処分するのはとても簡単になります。
他人に報告する
断捨離の進捗を他の人に報告しましょう。
一人でこつこつと物を捨てるのも効果的ですが、誰かに見てもらいながら進めることで、より効率的に進むことがあります。
語学学習でも、独学よりも先生やチューター、仲間と一緒に学ぶほうが挫折しにくいことはよく知られています。
フィードバックを得たり、互いに励まし合ったりすることでモチベーションが続きやすくなります。
断捨離も同じです。
あえて進捗を他の人に知らせることで、意識が高まります。
例えば、週に一回、家族や友人に進捗を報告するのも良いですし、ブログやSNSで発信するのも一つの方法です。
ブログを書くことは、自分自身のために記録を残すという意味でも効果的です。
誰かが読んでいなくても、自分が読み返すことで、少なくとも一人の読者がいることになります。
その読者に向けて、捨てた物やこれから捨てる予定の物、捨てる計画などを書いてみましょう。
発信が得意でない人でも、季節ごとに「引用不可」「返事不要」として進捗をメールで報告するだけでも違います。
まずは家族や友人に、自分が部屋を片付けていること、シンプルライフを目指していること、今年は汚部屋を脱出するつもりであることを話してみましょう。
聖域の確保
どんなに部屋が散らかっていても、ここだけはいつもきれいという場所を作りましょう。
例えば、キッチンの流しなど。
「流しをピカピカにしても、部屋全体が片付くわけではない」と思うかもしれませんが、その効果は実は大きいのです。
きれいな場所があると、その周囲も片付けたくなるものです。
たとえ周りが片付かなくても、聖域を持つことには多くのメリットがあります。
きれいな場所を見るだけでストレスが軽減され、その場所が心の拠り所となります。
聖域は安心感とポジティブな気分をもたらしてくれます。
家の中にも、どんなに人生が荒れていてもきれいなままのスペースを作りましょう。
それはあなたが心から求めている場所です。
それを忘れないためにも、今日から聖域を作りましょう。
大きな場所である必要はありません。
空の引き出しのように、普段は目に見えない場所でも構いません。
最後に使用した日を確認する
持ち物それぞれについて、最後に使った日を思い出してみましょう。
すべての物について行うのは大変なので、まずは特に整理したい物や捨てたい物に集中して調べてみてください。
頭の中で考えるだけでなく、スマホやパソコンに実際に記録しましょう。
例えば、
黄色いのTシャツ:令和3年8月ごろ
このように記録します。
正確な日付がわからなくても推定で構いません。
できるだけ手持ちの情報を駆使して正確に近づけてください。
最後に使った日のリストができたら、日付が古いものから順に処分していきましょう。
最後に使用した日が遠いほど、今後使う可能性が低いからです。
最後に使った日を確認するためには、各アイテムと向き合う必要があります。
再び手に取ることで、そのアイテムが自分の心から離れ、役目を終えていることに気づくかもしれません。
全く思い出せない物については、関係が始まっていないので、早めに処分しましょう。
まとめ
断捨離がうまくいかないときに、プロセスを刷新するための方法をお伝えしました。
基本的な方法ですが、何がうまくいかなかったのかを分析することも重要です。
昨年の断捨離活動を振り返り、うまくいったことや改善点を見つけてください。
無理があると失敗しやすいので、負担をかけすぎずに少しの努力で達成できそうな目標や計画を立てて取り組んでみましょう。