夏の風物詩といえば、やっぱり夜空を彩る花火大会ですよね。きれいな花火を眺めながら、特別な時間を過ごすひとときは、毎年楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
でも、実際に行ってみると「暑すぎてバテた…」「地面が固くて痛かった…」「思ったより混んでいて困った!」という声もよく耳にします。だからこそ、事前の準備がとっても大切なんです。
この記事では、花火大会初心者さんや「久しぶりに行くよ!」という方に向けて、場所取りに必要な持ち物や便利グッズをやさしい口調でたっぷりとご紹介します。
快適に過ごすためのコツや、荷物をなるべく軽くする工夫、注意すべきマナーや失敗しないポイントも盛り込んでいるので、初めての方も安心して読んでいただけますよ♪
夏の思い出をもっと素敵にするために、ぜひこの記事を参考にして、準備をばっちり整えてくださいね。
絶対に持っておきたい!花火大会の基本持ち物リスト
レジャーシート・敷物・座布団など地面対策グッズ
地面に直接座るとお尻が痛くなったり、湿気で服が濡れたりすることもあります。特に土や芝生の場合は、長時間座っていると腰にも負担がかかりやすくなります。
そのため、レジャーシートだけでなく、クッション性のある折りたたみ座布団やピクニックマットを用意しておくと安心です。
厚手のシートや滑り止め付きのものを選ぶと、座っていてもズレにくく快適です。
人数分+予備があると、荷物置きにも使えて便利ですよ。
暑さ・虫よけ・紫外線対策グッズ
夏の花火大会は、とにかく暑さとの戦いです。
日差しが強い昼間の場所取りでは、熱中症の危険もあります。
帽子や日傘はもちろん、首に巻ける冷却タオル、うちわや携帯扇風機なども大活躍します。
さらに、蚊や虫が多い場所では虫除けスプレーや虫よけリング、かゆみ止めも持参すると安心。
日焼け止めクリームも塗り直せるよう、小さめの携帯サイズで持っていくと便利です。
スマホ・財布など貴重品の管理に便利なアイテム
混雑する会場では、スリや置き忘れのリスクもあるので、貴重品は肌身離さず管理したいところです。
小型のショルダーバッグやウエストポーチなら、身につけたまま移動できて両手も空きます。
スマホケースは首からかけられるタイプや防水機能付きのものもおすすめ。
夜は暗いので、バッグの中を照らせるミニライトを忍ばせておくと、物を探すときに役立ちます。
ゴミ袋・ティッシュ・ウェットシートなど衛生用品
意外と忘れがちなのが、こうした衛生用品。
ゴミは必ず持ち帰るのがマナーなので、レジ袋やビニール袋を数枚持参しましょう。
大きめの袋と小分け用の袋を使い分けると便利です。
また、手を拭いたり汗をぬぐったりするときには、ポケットティッシュやウェットティッシュが大活躍。
特に食べ物を食べるときには、サッと手をきれいにできるのが嬉しいポイントです。
お子さんがいる方は、おしりふきもあると安心ですよ。
あると便利!+αの快適グッズ
夜間でも安心!ランタン・ペンライト・光るブレスレット
暗くなってからの移動や帰り道には小さなライトが活躍します。
特に帰り道が混雑していたり足元が見えにくい場所では、安全のためにも照明グッズがあると心強いです。
コンパクトなLEDランタンや首にかけられるタイプのライト、手首につける光るブレスレットなどは、お子さんの迷子防止にも役立ちます。光るアイテムは見た目もかわいくて写真映えもしますよ♪
小型&折りたたみ式のイスや簡易テーブル
ずっと座っているのが苦手な方には、軽量で折りたためるイスがあるととても快適です。
地面が熱かったり固かったりしても、お尻が痛くなりにくくなりますし、立ち上がるのもラクになります。
小型のアウトドアチェアなら荷物もかさばらず便利。
簡易テーブルを一緒に使えば、飲み物やお菓子、小物を置く場所ができてリラックス度もアップします。ピクニック気分で花火を楽しめますよ。
モバイルバッテリーや携帯扇風機などの便利ガジェット
スマホの電池切れは意外とありがち。写真や動画をたくさん撮ったり、友達との連絡や道案内アプリを使っていると、思った以上にバッテリーが減ります。
モバイルバッテリーは1回分以上充電できる大容量タイプが安心です。
また、暑さ対策に役立つ携帯扇風機は、首からかけるタイプや卓上で使えるものなど種類も豊富。
涼しさをキープしながら、快適に花火を待てます。
USB充電タイプならモバイルバッテリーと併用できて便利です。
トランプやスマホスタンドなど暇つぶしグッズ
花火大会の開始までに待ち時間があることも多いですよね。そんなときに役立つのがちょっとした暇つぶしアイテム。トランプやUNO、コンパクトなボードゲームなどは、友達や家族とワイワイ遊べて時間があっという間に過ぎます。
スマホスタンドがあれば動画を観たり写真をみんなでチェックしたりと、手が疲れずに楽しめます。小さめのスピーカーで音楽を流すときは、音量と周囲への配慮を忘れずに♪
荷物選びのコツ|暑さ・混雑を乗り切るための工夫
荷物は「軽くて多機能」が基本!
花火大会では「念のために…」とつい荷物が多くなりがちですが、たくさん持って行くと移動や待機中に疲れてしまいます。そのため、できるだけ軽くて多機能なアイテムを選ぶのがコツ。
たとえば、レジャーシートとクッションが一体になったものや、日傘としても使えるレインポンチョ、飲み物を保冷できるポーチなど、1つで2役以上こなせるアイテムは荷物の削減にもつながります。必要最低限だけど「使える!」アイテムを厳選しましょう。
バッグはリュック派?トート派?
会場までの移動や混雑する人の波の中では、やはり両手が空くリュックが便利です。
背中にしっかりフィットするタイプなら長時間背負っても疲れにくく、荷物の重さも分散できます。
ただし、リュックにすべて入れてしまうと貴重品の出し入れがしにくいので、サブバッグとして小さめのショルダーバッグやボディバッグを併用すると安心です。
座ってから必要なものをすぐ出せるよう、荷物の配置にもひと工夫しておくと快適に過ごせますよ。
コンパクトに収納できるグッズまとめ
持ち運びやすさを意識するなら、収納時にコンパクトになるグッズを選びましょう。
たとえば、空気を入れてふくらませるタイプのクッションや、折りたたみ可能なチェアやテーブル、コンパクトにたためるレジャーシートなどは、荷物のかさをぐっと減らしてくれます。
最近では、専用ケースに収まるミニサイズのアウトドアグッズも多く販売されており、デザインもおしゃれで女性にも人気。100円ショップやネット通販でも手に入りやすいので、事前にチェックしてみるのがおすすめです。
長時間座るためのクッションや冷却グッズ
花火大会では長時間座りっぱなしになることも多いため、お尻が痛くならないようにクッションを持参するととても快適に過ごせます。
中でも、冷感ジェル入りのクッションや空気注入タイプの厚みがあるクッションは、持ち運びがラクで座り心地も◎
また、背もたれがあるタイプや、断熱材入りのマットなどを使えば、地面からの熱気もシャットアウトできます。冷却スプレーや氷のうなどと組み合わせれば、暑さ対策もばっちりですね。
荷物を減らすための裏技&グループでの分担術
友達や家族など複数人で花火大会に行く場合は、持ち物を分担して持っていくのが賢いやり方。
1人がシート担当、もう1人が飲み物やおやつ担当など役割を決めておけば、1人あたりの荷物が減り、移動もラクになります。
また、同じグッズを重複して持っていかないように事前にリストを共有しておくと、ムダも防げます。グループで協力することで、快適度もグッと上がりますよ♪
シーン別のおすすめの持ち物リスト
デート・カップル向け
ふたりで座れる大きめのシートやラグマットは、リラックス感があっておすすめ。
ブランケットを1枚持っておくと、夜風で肌寒くなったときにも使えて便利です。
また、虫除けキャンドルやアロマスプレーを使えばムードを壊さずに虫よけ対策ができます。
ドリンクホルダーやタンブラーを用意して、ちょっとしたピクニック気分を味わうのも素敵ですね。
花火が始まるまでの時間も、会話や写真撮影でゆったり過ごせるよう、スマホスタンドや小さなLEDライトがあるとさらに快適です。
家族・子連れ向け
お子さんと一緒の花火大会では、準備がしっかりしていると安心感が違います。
お子さん用のイスやレジャーシートの上に敷く柔らかいマットがあると、お子さんも大人も快適に過ごせます。
おやつや飲み物は保冷バッグに入れて、暑さから守りましょう。日差し対策に帽子や冷却タオルも忘れずに。
迷子防止には、名札や腕バンドのほか、家族の集合場所を決めておくのも大切です。お子さんが飽きないように、ぬりえや小さなおもちゃもあると◎
友達同士向け
グループで行くなら、みんなでワイワイ楽しめるアイテムを用意しましょう。大きめのクーラーボックスには飲み物やお菓子をたっぷり入れて、みんなでシェアできます。
カードゲームやウノ、ミニボードゲームなどの遊び道具があると待ち時間も盛り上がります。スマホのスピーカーで好きな音楽を流すときは、音量には注意して周囲への配慮も忘れずに。夜間には光るブレスレットやネックライトなど、全員の居場所がわかるグッズがあると安心ですよ。
現地に着いてから困らない!出発前チェックリスト
- 天気予報を確認 当日の天候はもちろん、前後の天気にも注意して。雨具が必要な場合は折りたたみ傘やレインポンチョを用意しましょう。
- トイレや避難場所の位置を調べる 会場に着いてから探すのは大変なので、事前にトイレや非常口の場所をチェックしておくと安心です。お子さんやご年配の方と行く場合は特に重要です。
- 小銭やICカードを忘れずに 交通費や屋台での支払いに小銭は意外と必要になります。SuicaやPASMOなどの交通系ICカードも忘れずにチャージを済ませておきましょう。
- 会場の公式情報を事前にチェック 花火大会によっては交通規制やルールが異なる場合があります。開催時間、場所、持ち込み禁止物などを公式サイトで確認して、当日のトラブルを防ぎましょう。
- 忘れ物防止の持ち物チェックリストを印刷 or スマホ保存 チェックリストを作っておくと、出発直前の慌て防止に役立ちます。紙に書いてもスマホにメモしてもOK。
- 余裕のあるスケジュールで行動を 会場周辺はとても混雑します。乗り継ぎや待ち合わせに余裕を持たせて、ストレスのない一日を過ごしましょう。
花火大会の場所取りは何時がベスト?
混雑する人気会場では、良い場所を確保するために、なんとお昼過ぎや午後早めの時間から場所取りが始まることもあります。特に大きな大会や人気のスポットでは、夕方に着いたのではもう遅い…というケースもあるんです。
そのため、最低でも花火開始の2〜3時間前には現地に着いておくのが安心です。少し余裕を見て、周辺の屋台を楽しんだり、トイレの場所を確認したりする時間も確保できるとベストです。
早く着いた場合は、日陰のあるところを選んで座ったり、冷たい飲み物やおやつを楽しんだりして過ごしましょう。ポータブルゲームやスマホスタンドを使って映画や動画を観るのもおすすめ。
また、日中の暑さ対策も忘れずに。帽子や日傘、冷却タオルを準備して、無理なく快適に過ごせる工夫をすると、待ち時間も楽しい思い出になりますよ♪
注意!場所取りでのNG行為とトラブル回避術
- テープやロープでの広すぎる場所取りはNG 他の来場者の迷惑になるような過度なスペースの確保はマナー違反とされるだけでなく、係員に撤去されることも。必要最小限のスペースに留めましょう。
- ゴミ放置や大声での会話はマナー違反 特に花火開始前の静かな時間帯に、大きな声で騒いだり、音楽を流したりするのは周囲の迷惑になってしまいます。ゴミもそのまま放置せず、持参した袋で持ち帰るのが基本です。
- 貴重品の管理、防犯対策を忘れずに 人混みではスリ被害や置き引きもゼロではありません。貴重品は常に身につけておくのが原則。周囲の人が自分の荷物に近づいたときは、一度視線を送るなど軽い警戒心も大切です。
- 火気・アルコールなどは禁止されている会場もあります(※必ず公式情報を確認) 多くの花火大会では、火気の使用や過度な飲酒が禁止されています。会場のルールを破ると退場になることもあるので、事前に公式サイトで注意事項をチェックしてから出かけましょう。
- 日没後の視界不良による事故に注意 暗くなってからの移動中、思わぬ転倒や接触事故を避けるために、足元を照らすライトや光るブレスレットの使用を心がけましょう。特にお子さんや高齢の方がいる場合は、行動を一緒にして安全確保を忘れずに。
- 迷惑駐車・無断駐輪は絶対NG 車での来場時、指定外の場所に駐車すると近隣住民の迷惑になるだけでなく、警察や主催者による対応が行われることも。公共交通機関を利用するか、指定の駐車場を確認しておきましょう。
【体験談】筆者のおすすめ荷物&失敗から学んだこと
去年、友達と花火大会に行ったときのこと。
会場には早めに着いたのですが、持っていったのはレジャーシートだけで、イスはなし。地面が思った以上に硬くて、1時間ほどでお尻が痛くなってしまいました。しかも地面がちょっと湿っていて、服まで少し濡れてしまって…これは大失敗でした。
それ以来、「軽くて折りたたみできるアウトドアチェアは必須!」と心に決め、今年はコンパクトに収納できるタイプのチェアをしっかり準備して大正解。長時間でも快適に過ごせて、立ったり座ったりもラクになりました。
また、去年はスマホで写真や動画をたくさん撮っていたら、まさかの途中で充電切れ。待ち合わせの連絡もできずにかなり焦った経験があります。なので今年はモバイルバッテリーを2台持ちで臨みました。1台は自分用、もう1台は「誰かの役に立つかも」と思って念のために。実際、友達のバッテリーが切れて、かなり感謝されました♪
ちょっとした工夫と備えで、現地での快適さが本当に変わるなあと実感した体験です。
まとめ|準備万端で、花火大会を快適に楽しもう
花火大会は、夏ならではの特別なイベント。事前にしっかり準備をしておけば、現地でのトラブルや不快感をぐんと減らすことができます。
レジャーシートや暑さ対策グッズ、貴重品の管理方法などを見直すだけでも、快適度は大きく変わります。また、ちょっとした+αのアイテムを持っていくだけで、花火の待ち時間さえも楽しい時間に変わりますよ。
大切なのは、無理のない範囲で自分に合ったスタイルで楽しむこと。荷物は軽くコンパクトに、けれど必要なものはしっかりと。家族や友達、恋人と行く場合は、みんなで協力しながら準備すると、より安心して過ごせます。
そして何より、会場でのマナーやルールを守ることで、自分だけでなく周りの人にとっても素敵な一日になります。
しっかり準備をして、思いっきり楽しんで、心に残る最高の夏の思い出をつくってくださいね♪