忙しいフルタイム勤務者向けの手軽な部屋整理術

片付け

フルタイムで働くと、自宅で過ごす時間が限られ、自然と掃除時間も削られがちになります。

忙しい毎日の中でも、簡単に部屋を整理整頓する方法をご紹介します。この記事は特に、部屋の散らかりが気になる方に向けて書いています。

「完璧」ではなく「まあまあ」で満足を

掃除に対するアプローチとしては、「完全に整える」よりも「まあまあの状態で保つ」ことを目指す方が現実的です。

完璧主義を捨てましょう。整理整頓が苦手な人ほど、完璧を求めがちですが、これがかえって掃除の障害となることがあります。

「完璧に掃除しなければならない」という圧迫感に駆られて、十分な時間やエネルギーがあるまで掃除を先延ばしにしてしまうことがあります。

また、掃除を完璧にこなそうと思うと、そのプレッシャーで実際に手をつける前から気力が萎えてしまうことも。

しかし、毎日少しずつ掃除を行うことで、大きな散乱を未然に防ぐことができます。

現実的に自分の時間やエネルギーを見極め、「まあまあの清潔さで良し」と割り切ることが肝心です。

日々の簡単な掃除習慣を身につける

日常生活の中で実践可能な短時間でできる掃除の習慣を築き、毎日継続しましょう。

以下、簡単に取り入れられる掃除の例を挙げます:

・床に散らばった物をすぐに片付ける
・就寝前にキッチンのシンクをきれいにする
・シンクをピカピカにすることで、家全体の清潔感を保つ
・ダイニングテーブルを整理する
・玄関の散乱した靴をきちんと収納する
・トイレの定期的な掃除
・生活ゴミの適切な処理
・机の上に積み上げた資料を片付ける
・キッチンの床を手早く掃除する
・散乱しやすいエリアを5分で整理する
・定期的な洗濯
・朝または夜、10分だけ部屋を整理する

これらのタスクは、いずれも数分で完了し、最も時間がかかっても15分以内に済ませることができます。

毎日全てを実行する必要はありません。最初は1?2つのタスクから始めてみてください。継続することで、どのエリアを整理すると部屋全体がきれいに保たれるかが明確になります。その洞察を基に、特定の場所を重点的に整えていくことが効果的です。

週間スケジュールで定期的な大掃除を計画する

日々の短い時間で行うタスクだけではカバーできない清掃作業は、週単位や月単位での計画を立てて取り組みましょう。

週に一度や月に一度の大掃除を計画することで、掃除の負担を分散し、家事が溜まるのを防ぐことができます。

毎日の軽い清掃で基本的な清潔さは保たれているため、毎日重たい家事をする必要はありません。

例えば、ゴミの日に合わせて前日に不要なものを整理したり、食料品の買い出し日に冷蔵庫を整理するといった方法が効果的です。

また、週に一回、特定の曜日を定めて大掃除の日とすると計画的に掃除ができます。たとえば、毎週木曜日には浴室を、毎週金曜日には断捨離するエリアを整理するなどが良いでしょう。

私自身の場合、平日は特に大掃除の予定を設けず、週末に家全体の掃除と洗濯を行っています。自宅で仕事をしているため、清掃は作業の合間に行うと気分転換になりますが、全体の床掃除にはドライモップとウェットモップを使い、それには45分程度かかるため、週末にまとめて行うようにしています。

タスクを計画的に管理する習慣を身につける

忙しい毎日の中で、突然清掃や断捨離を行うのも一つの方法ですが、限られた時間を効率的に使うためには計画的に作業を進めることが重要です。

以前に述べたように、日々の小さな作業でも、個々の生活環境に合わせて最も効果的なタスクを選ぶことが大切です。

そこで役立つのが、自分にとって「毎日整理しておくとよい場所」や「毎日行うと効果的な作業」を考え、それらをリストアップすることです。

リストを作成したら、「今月はこれを実践してみよう」と決めたタスクから取り組んでみましょう。

デジタルツールを活用しやすい方は、スマートフォンのメモアプリや専用のアプリを使用すると便利です。

私自身も、日々のTo-doリストをざっくりと書き出し、時間がかかる作業を行う際は、そのタスクを細かく分割し、一日のどの時間帯にどれだけの作業を行うかを計画しています。

計画なしにその場で作業を進めると、頭が疲れやすく、効率も下がりますし、進行中のプロジェクトの状況も把握しにくくなります。

職場での仕事と同様に計画を立てて取り組む方法を家庭のタスクにも適用すると良いでしょう。

複雑なタスク管理は不要です。まずは、手元にある紙に今月、今週、今日に行うタスクを書き出して始めてみてください。

慣れてきたら、行うべきタスクに優先順位をつけることで、さらに効果的に作業を進めることができます。

整理しやすい環境を作るためのステップ

散らかった部屋では、床全体に物が散乱し、移動も困難になることがあります。

このような状態では、以前述べたような日常の掃除ルーティンを続けるのが困難です。まずは、掃除がしやすい環境を整えることから始めましょう。目指すは、少し物がある程度の「普通に散らかった状態」です。

以下、整理を助ける3つの具体的なステップを紹介します。

1問題の根本を解決する

物が積み上げられ、通路が塞がれている場合は、まずはそれらを移動させて通路を確保しましょう。

2不要なものを処分する

散らかった部屋には意外と多くの不要な物があるものです。使用済みの容器、空の段ボール、ペットボトル、食品の包装など、不要なものは適切に捨てましょう。

3収納スペースを整理する

物で満たされた収納スペースを片付け、新たに物を収納できる空間を作り出します。この時、「使わないもの」や「将来も使わないだろうもの」は思い切って処分することがポイントです。新たに収納グッズを購入すると、さらに物が増える原因にもなり得るため注意が必要です。

まとめ

フルタイムで働く人でも、限られた時間の中で部屋を整理し、清潔に保つ方法を紹介しました。部屋が整っていると、帰宅時のストレスが減り、日々の生活がより快適になります。完璧を求めず、毎日少しずつ片付けを進めることで、常に整った環境を維持できます。

 

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